Monday, November 19, 2012

韓国オンラインゲーム大手NCSOFTがプロ野球チーム創設へ

韓国オンラインゲーム大手NCSOFTがプロ野球チーム創設へ

韓国野球委員会はその野球チームの優先交渉者にNCSOFTを選定した。NCSOFTのキム・テクジン代表は、「世の中の人を楽しませたい」という夢を持ち、2年ほど前からプロ野球団の創設を準備してきたという。NCSOFTチームの監督は誰になるのか、人気選手をどれだけ集められるか、毎日のようにそれらを予測する書き込みがネットをにぎわせている。新しい野球チームは今すぐシーズンに参加できるわけではなく、2013年または2014年からリーグに参加することになるプロ野球団を創設するためには100億ウォン(約8億円)の保証金と50億ウォン(約4億円)の加入費、選手確保のための資金200億ウォン(約16億円)という大金が必要であるが、NCSOFTにとってはこれぐらい問題にならない。1998年始まったリネージュが世界で大ヒットし、2009年には売り上げ6347億ウォン(約508億)、営業利益2338億ウォン(約187億円)、2010年は売り上げ7000億ウォン(約560億円)、営業利益2500億ウォン(約200億円)を突破している。オンラインゲームは開発費用はかかるが、サービス開始後は毎月利用料が入り特に多額の資金を必要としないので、利益率が非常に高い。韓国野球委員会が求める野球チーム創設の条件は負債比率200%以下、当期純利益1000億ウォンなどがあり、NCSOFTはすべてその条件をクリアしているオンラインゲーム業界はNCSOFTがプロ野球チームを持つことで、「ゲームのしすぎで過労死」、「暴力的なゲームが多く青少年に悪影響を与える」、「IDハッキング、ゲームアイテムの現金売買で射幸心をあおる」といったマイナスイメージ、社会的偏見を払拭できるチャンスかもしれないと期待する声が高い。NCSOFTがプロ野球チームを創設するからには、ITを使いいろんな角度から野球を楽しませてくれるのではないかという声も高い現在、プロ野球チームはサムスン、ロッテ、LG、SK、DOOSAN、HANWHAなど資産総額が何兆ウォン規模の財閥系大手企業が球団主となっている。韓国では、オンラインゲームやIT企業がプロゲーマーを集めたチームを創設したことはあっても、プロスポーツチームの球団主になるのはこれが初めてのこと。野球チーム運営にはかなりの資金が必要であるが、NCSOFTなら問題ないと見られている。新しい野球チームができることで、WBCやオリンピックで盛り上がった野球ブームに一役買いそうだ韓国のプロ野球人気は年々落ち込むばかり。1982年、プロ野球が始まったばかりのころは、子どもから大人まで野球が大好きで、野球場はいつも超満員だった。今ではサムスンやロッテといった一部の野球チームの試合だけそこそこ人が入るぐらいで、ファン離れが深刻な問題になっていた。NCSOFTが野球チームを持つことで、家でも外でも、入試勉強の合間の娯楽といえばオンラインゲームばかりの小中高生のファンが野球に興味を持ち始め、野球場に足を運んでくれるのではないだろうか。期待したいITジャーナリスト。高校卒業まで東京で育ち、韓国ソウルの大学卒業後、ソウル在住,Lineage2 RMT。日本経済新聞「ネット時評」、西日本新聞、BCN、夕刊フジなどに連載。著書「韓国インターネットの技を盗め」(アスキー刊)「日本インターネットの収益モデルを脱がせ」(韓国ドナン出版)

「講演などで日韓を行き交う楽しい日々を送ってます,FF11 RMT。韓国情報通信部と傘下機関・IT企業の対日戦略リサーチ&コンサルティング、日韓IT視察を企画運営するJ&JNETWORKの代表であり、韓国で唯一、日本とのITビジネス交流を図る非営利団体JIBC(Japan Internet Buisiness Community)の会長を務めています,ドラクエ10 RMT。日韓両国で生活した経験を活かし、韓日のIT事情を比較解説する講師として、韓国の色んな情報を分りやすく伝えるジャーナリストとしてもっともっと活躍したいです韓国はいつも活気溢れ、競争が激しい社会なので変化も早く、2~3ヵ月もすると街の表情ががらっと変わってしまいます。こんな話をするとなんだかきつそうな国~と思われがちですが、世話好きな人が多く、電車やバスでは席を譲り合い、かばんを持ってくれる人も多く、マンションに住みながらもおいしいものが手に入ればおすそ分けするのが当たり前の人情の街です。みなさん、遊びに来てください!」
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