PCゲームと関連のあるNintendo DS/PlayStation Portable用タイトルを紹介していく連載。いよいよ最終回となる今回は,日本ファルコムから2006年6月29日に発売された,アクションRPGのプレイステーション?ポータブル版(以下,ぐるみんPSP)を紹介しよう。 ぐるみんPSPは,FF14 RMT,2004年12月25日に発売されたを,PSP向けにアレンジした作品。ストーリーやシステムなど,ゲームの基本的な要素はWindows版を踏襲しており,ほのぼのとしたグラフィックスも含め,再現度の高い移植タイトルに仕上がっている。 では,Windows用ぐるみんのを掲載しているので,そちらもぜひ参考にしてほしい。 さまざまなアクションを駆使してダンジョンを攻略しよう それでは,ぐるみんPSPのゲーム内容を紹介していこう。 ぐるみんPSPは,鉱山の近くにある「ティース」という街に引っ越してきた,12歳の女の子「パリン」を主人公とするアクションRPG。 労働者達の街であるティースにはほとんど子供はおらず,がっかりしていたパリンだが,ひょんなことから「オバケホーム」に住む「オバケ」達と友達になる。 ところが,悪いオバケ「ファントム」により,オバケ達がさらわれてしまう。パリンはオバケ達を救い出すべく,「伝説のドリル」を手に冒険の旅に出るのだった。 ……とまあ,ストーリーはこんな感じで非常にシンプル。カジュアルゲーマーにもとっつきやすいものとなっている。 ゲームの流れは,オバケホームを拠点に,遺跡や森といったステージを一つずつクリアしていくという具合。各ステージをクリアするごとに攻略できるステージが増え,すでにクリアしたステージも再度プレイ可能だ。 雪山や溶岩地帯など,雰囲気の異なるロケーションが用意されており,さまざまな仕掛けやトラップが盛り込まれている。それぞれ比較的短い時間でクリアできるので,飽きっぽい私も,常に新鮮な気持ちで取り組めた。 なお,ダンジョンをクリアすると,倒した敵の数,見つけた宝箱や壷の数などによって「クリアランク」が決まり,それに応じて金/銀/銅のメダルが獲得できる。“オール金”を目指してがんばろう。 ゲームに登場する武器は伝説のドリルのみで,ティースにいるNPCから「ドリルパーツ」を購入し,ドリルを改造することで,さまざまな必殺技が使えるようになる。そのほか火や雷,氷といった属性を追加するパーツなどもあり,これらを使えば,攻撃の幅がぐんと広がるのである。 また,ドリルには「ドリルレベル」の概念があり,マップ内のオブジェクトを壊したり,「土」を掘ったりしていくことで強化できる。 ぐるみんの戦闘はアクション要素が非常に高く……というか,アクションそのもの。基本的には○ボタンを押すことで攻撃できるのだが,「ドリルパワー」を溜め,より威力の大きな攻撃を繰り出す「チャージ攻撃」や,敵に向かって突進する「ターゲットアタック」といった攻撃方法が用意されている。 特筆すべきは,BGMのリズムに合わせて攻撃をヒットさせることで,与えるダメージが通常の1,ドラクエ10 RMT.5倍になる「クリティカルアタック」。リズムゲーム感覚でノリノリで攻撃するシステムは,初めてぐるみんをプレイする人にとって新鮮に感じられるはずだ。 私は最初のうち,なかなか思いどおりに攻撃できず,ひたすら○ボタンの連打で乗り切っていたのだが,ゲームに慣れるにつれ,少しずつクリティカルアタックなどの攻撃を決められるようになってきた。自分自身のプレイヤースキルの向上が実感できるのも,本作のよさだろう。 ぐるみんPSPの見どころはココ! このようにぐるみんPSPは,そのビジュアルから伝わってくるほのぼのとした雰囲気とは裏腹に,小気味よいアクションが満載の作品に仕上がっている。 上で述べたように,所持しているドリルにはレベルの概念はあるものの,プレイヤーキャラクターであるパリンには経験値やレベルなどは存在しない。一般に「アクションRPG」にジャンル分けされている本作だが,どちらかというと,「ロールプレイングやアドベンチャー要素を含むアクションゲーム」という表現のほうが,より適切なのかもしれない。 それぞれのステージはさほど広くないので,ちょっとした空き時間を見つけてプレイするのにもってこいだ。ただし,電車の中で遊ぶときは,あまりに熱中しすぎて周囲の人に迷惑をかけないよう,くれぐれもご注意を。 ぐるみん 対応機種:プレイステーション?ポータブル メーカー:日本ファルコム 発売日:2006年6月29日 価格:5040円(税込) 公式サイト:
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